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10/5 アトリエミロ

アトリエミロ大学生・社会人クラスです!

10/5(日)のアトリエミロの模様をお届けします!
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モチーフは、パイナップル、りんご、鉢植え、シャベル、リボンなどを用意しました。

今回はデッサンや着彩のみではなく、「喜怒哀楽」のいずれかの文字をテーマに、それが伝わるように描くという課題でした。
モチーフをただ描くだけなら、誰でもできます。
ですが、「喜怒哀楽」という決して目には見えない`気持ち`を絵の中に表現するというのは、なかなか難しいものです。
デッサンなら鉛筆のタッチや濃さ、着彩なら色の性質などを通して、表現します。
黒い範囲が多ければ暗い絵、赤が多ければ情熱的な絵などと、みな同じように感じる表現はたしかにありますが、やはり描く人の直感やイメージをたよりに、目には見えない`気持ち`を描き、見る人に伝えることができたら、それはすごく素晴らしいことだと思います。

この、+αの課題もあってか、講評も楽しく行うことができました!
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アトリエミロ午後の様子です。
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講評会は、高校生の無料体験デッサンと合同で行いました!



作者YKさん 3時間制作
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パイナップルをメインに、りんごと一緒に描きました。パイナップル表面の模様と、ヘタの一枚一枚がとても丁寧に描かれています。やわらかな光を感じさせる描き方がKさんの作品の魅力だと思うので、より素敵な絵を描けるよう、良いところを武器に、光の表現をもっともっと追求してほしいですね。光をよりきれいに表すには、モチーフの構造や形態を心底理解して、まずは立体的な表現を追求することです。円柱や球体、立方体など、基本的なものを特訓していくと、パイナップルのような複雑な形でも、いくらでも応用が効き、立体的な表現が身についてきます。(講師•臼田)

作者MHさん 3時間制作
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喜怒哀楽の「哀」を、しずくの模様などを通して、表現しました。パイナップルなどモチーフの情報量の多さに、しずくの表現も加え、完成にもっていったので、3時間の制作時間もかなり効率的に使えたのではないでしょうか。しずくとモチーフの関係が少しちぐはぐになっているのが気になる点です。黒い背景は、台との境界線が曖昧なため、空間として見られないのに対し、しずくは台に影が落ちているので、パイナップルなどモチーフと同じ空間にあるのがわかります。黒い背景を擦って、奥行きをつけてあげると空間に変わりますし、しずくもモチーフと同じように前後関係をわかりやすくすると、全体が空間として秩序が成り立ち、ちぐはぐな関係が解消されるでしょう。逆に、モチーフと、黒背景・しずくの関係を、完全に異空間のものとして表現するなら、しずくは立体的表現をやめて、輪郭を強調し柄のようにしてみても良かったかもしれません。パウルクレーはたしか、絵の中に文字や模様といった異次元のものを取り入れた作家です。良かったら参考にしてみてください。(講師•臼田)

作者SKさん 6時間制作
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鉢植えを6時間で描きました。今後良くなる点はたくさんあるものの、台の影、鉢植え、葉っぱ、花の全てに気を配り丹念に描写をしていて、今まで一番出来が良い作品だなと感じます。また、鉢植えと葉っぱ・花の色の対比も正確にできていて好印象です。欲を言えば、葉っぱの一枚一枚の中でも色を対比をしてあげると、もっと見やすくなるでしょう。手前の葉っぱと奥の葉っぱや右側と左側の葉っぱを見比べた時、光のあたり具合で見え方が違うはずです。また、このモチーフのメイン(一番魅せたいところ)は、黄色い花です。午前が終わった段階で花に手がまわっていなかったり、位置が横からになってしまっているため、「メインを優先的に描くこと」、「より良く見える位置から描くこと」に今後少しだけ気を配ってみて下さい。花以外がメインならそれでもいいのです。モチーフの中で自分が感動した、きれいだと思った、など、素直に感じたことを見る人に伝わるよう、描いていってほしいなと思います。(講師•臼田)

作者KYさん 6時間制作
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午前デッサン、午後は喜怒哀楽の「怒」をテーマに着彩をしました。ヘタをダーク調の赤で塗り、画面全体に縦のストライプを施したことで、いい感じの「怒り」を画面から感じることができます。私はこれを見て、作家フランシスベーコンの「ベラスケスの教皇イノケンティウスⅩ世像による習作」を思い出しました。激しい縦線から、怒りや悲しみといった感情を覚える絵です。「怒り=縦線」といった具合に、目に見えない感情を絵に表すにはどんな表現がいいのか、今後少しだけ意識して、普段の着彩を描いてみてください。同じものを10人が描いてもまったく違う10枚の絵が出来上がるように、モチーフをただ描くだけでも、目に見えないその人の内面性が絵には現れるものです。目で見てわかるモチーフの描写よりも、目に見えない内面性の方を見る人に多く感じとってもらえれば、それはとても良い絵なんだと思います。今回の喜怒哀楽の課題を、今後の着彩にも是非活かしてみてください!(講師•臼田)

作者KKさん 約3時間制作
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9/7に行った骨の絵の続きを行いました。初回の印象とはだいぶ変わり、豊かな色彩を白地にいったん落ち着かせています。写真を見て描いていたためか、少々写真の印象に引っ張られていた感じがあると油絵講師が講評しています。ワニの口元と牛骨の目の暗がりが、背景の白地との対比で、メインにすぐに目がいく絵になっています。次回仕上げを行うということで、全体がだいぶ出来上がっているので、メインをより引き立てるために、歯や角の部分などデティールを精密に描写すれば、それだけで完成度はかなり違って来ると思います。完成を楽しみにしています!(講師•臼田)

体験者さん 3時間制作
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初回の壺を描きました。壺の口元や台との接点など、光のあたらない暗い部分に濃い色が乗って、実物に忠実に描けています。紙の地の白が当然一番明るいなので、絵に色幅をつけるには濃さを足していくしかありません。この調子で、見えているものの中で一番濃い部分は、できる限り絵の中でも濃くしてあげましょう。そうすることで、地の白と濃い部分の中間の色味も、どのくらい濃くすればいいのかという迷いもなくなるはずです。さらに、壺は人工物なので、図形的に捉えてあげると左右対称に描け、形もより正確に捉えることができると思います。(講師•臼田)



次回、10/19(日)
10:00〜13:00(午前の部3h)
14:00〜17:00(午後の部3h)
体験者の方もご参加お待ちしております!


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