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アトリエ・ミロデッサンコース 「初めての石膏」デモンストレーション

こんにちは、アトリエミロです。

最近、週末に大雪の影響か、校舎前も足元が悪い状態でしたが参加者の皆さまいつもありがとうございます!
まだ電車が止まっているとの情報もありますが、通学、通勤に支障が出ないことをお祈りするばかりです・・・。


先日は石膏を描くテーマ:「マスク」
をモチーフに素描を行いました。


DSCN1487_convert_20140217123222.jpg
「御者」のマスクです。御者は馬の手綱を持ってます。実は2m近い全身像なんですが、想像もつきませんね。

顔の印象の捉え方って非常に難しいですよね。

「顔」というのは、目が2つ、口が一つあれば「顔」として認識できるという話も生物学上ありますが、正確に印象を捉えるのは”比率”だったり、”見ている位置関係”だったりと似せるのは至難の業なんです。
だからこそ、私たちは受験前に難しい石膏像を一年に何十枚と描いて・・・っと。

なんだかあまり難しさを説明して、石膏デッサンに近寄りがたくなってしまうのも嫌なのでこのくらいにししましょうか。


どのように描いているか
デモンストレーションしました。

[講師作。3h A4サイズより。]


デモスト1_convert_20140217123353
描きだし。構図を決め、物の配置を確かめます。
この時点で「こんなの真似できない~」と思われるかもしれませんが、大丈夫です!!
無理に真似する必要もないし、
形は多少くるっていても、描いていくうちに修正できます。

ポイントは、とにかく一つのモチーフに固執しないことです。
固有の色、影(暗く見えるところ)もすべてこの段階で一緒に仕事を進めます。
肝心の「石膏マスク」ですが、目鼻、口の細部をいきなり描くことはしません。
それよりも、顔に対して両目の位置、鼻、口の比率などに配慮して、
なんとなーく印象が似ているようにしていきます。

最初に記述した、「顔」を「顔としてみない」ことが似せるコツなんです。
人間だからしょうがない(笑)
でも、「顔としてみない」ように努力するのが大事なんです!


顔にところどころ入っている三角の線は、形のエッジや切り替わりを表す稜線です。
構造として見ていくのが大事です!色だけではわからない情報をあらかじめ最後まで見失わないようにしましょう。

デモスト2_convert_20140217123507

比率のしるしを頼りに目、鼻、口の位置や形を具体的にしました。
「形のへこみ」に注目します!

両目だと、目じりの関係、目頭の位置関係。
鼻だと、小鼻の付け根
口は、口角の隙間など。

モチーフを真ん中から見ることは少ないので、ななめから攻めるときは、顔の中心を通ります「正中線」
を基準に左右をきめています。

床の影や置かれてる様子は最初からしっかり決めておこう。影の色はのちのち石膏の白さを描くときに重要な決め手になります。


まだ、「アタリ」の段階なので、形の狂いはその都度直します。
デモスト3_convert_20140217123541
開始2時間。

少しずつ、色を見ながら印象を強くしていきます。
特に”奥”の描写は手前に比べて遅れがちですので、早めに手をいれていきます。
目玉はこちら「ギリシャの彫刻」らしく、人間離れした不気味な印象(すみません。)ですが、
頭蓋骨の奥の目の玉を意識して 目の周りの形を描いていくように努めます。こうすることでのっぺりとした印象から脱却し、西洋人らしい印象が出てきます。

後半、印象があってくればあとは、つじつまが合っているか。感覚的に狂っていないか・・・等、
確認の作業が多くなるので、いかに印象が違うか!!とうことを発見できるための指標を自分なりに作る必要があります。


デモスト4_convert_20140217123615
手前の植物も描きます。
やや上頭部が弱いです。

頭部の形は捉えるのがむずかしいので、見える細部を全部描いてそれから形を探って~なんて方法もありです。



★生徒作品★

DSCN1488_convert_20140217123436.jpg
DSCN1490_convert_20140217123913.jpg
3時間制作

拡大された身体の一部です。目の奥の陰影もガーゼを使いながら丹念に色を作りました。鉛筆の筆跡が初めは一方向で単調な印象でしたが、後半形に張り付くように動かしていたことで、強いデッサンになりました。ただ、強さは白黒が強い場合もでてくるので、中間色の色見を増やしていくことで、自然さが現れてきます。


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6時間制作

ものが置かれている状況、雰囲気が似ています。布の柔らかさも絵にマッチしています。光の自然な描写が絵としても良いデッサンです。細部をしっかり観察しているのも好感が持てます。細部の形、得に口、鼻の小さい形の印象が合ってくると良いですね。口も立体的な形をしているので、細かい面の動きは観察が難しいですが口角にかけて側面に近い形があります。




アトリエミロ デッサンコース

次回は2月23日は「鳥(剥製)」を描きます♪

動物の神秘的な形
感動しながらかきますよ~
10:00~13:00 14:00~17:00
体験、入会受付中です

ミロ講師:Kurumi

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