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小川晴輝個展レビュー

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こんにちは!
Gallery TACHIBIです!


秋の東京を彩るアートイベントネットワーク「トウキョウ・オクトーバー」の賛同イベントとして、10月31日(土)に開催された「クンスト・オクトーバーフェスト2009:東京中央区地区現代美術画廊巡回」に一般参加してきました!



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【参加ギャラリー】ギャラリー小柳、東京画廊+B.T.A.P、TARONASU、ARATANIURANO、MEGUMI OGITA STUDIO、タグチファインアート、ワダファインアーツ、unseal contemporary、art project frantic、TKG Editions、CASHI、ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート、BASE Gallery、和田画廊、ギャラリー・ハシモト(space355)、アート★アイガ、クンストバウ|東京、Gallery αM、ギャラリーセラー、Sanagi Fine Arts、LOWER AKIHABARA.、ラディウム-レントゲンヴェルケ、nca | nichido contemporary art (順不同)

ドイツミュンヘンのオクトーバーフェスト
(ビールテントでビールを終日飲みに飲む世界最大のビール祭)にちなんで、
関東の地ビール、COEDOを各ギャラリーが準備しており、
おいしいビールを飲みながらシャトルバスで画廊を回れるという
アート好きにはたまらない楽しいイベントであります。

そんななか、
日本橋兜町のfrantic galleryさんにて、
立美油絵科昼間部OBの小川晴輝さんの個展が開催されていました!





イライラさせられる形象
小川晴輝個展


2009.10.30(金)~11.21(土)
会場:frantic gallery
開廊時間:(火 - 土)
12:00-19:00 (Tue.- Sat.)

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個展に冠せられたタイトル、
「小川晴輝によって イライラさせられる形象」が、
13点の作品における主題を横断している。
作家が「飛び出すというリアリティを描いた」というように、
キャンバスの中に描かれたキャンバスから、
形象や色彩が勢いよくはじけるように飛び出している。
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画面にぎっしりと形象を描きこんでいる「集積するリズム」を除いては、
作家の狙いの飛び出す様がより明確に見えるように十分な空間がとられている。
「ストライキ」や「脱走者」はその空間が、飛び出た生物の加速する動きの表現
を助けている一方で、「危険な食卓」シリーズや、「ヒトリ アソビ」では、静
寂さを強調するような空間が、食卓上で起こっている形象の乱れ、または子ども
が、考えているもののとりとめのなさとの対比で画面に緊張感をもたらしている
ように見える。

飛び出すというリアリティに対して、それ自体が幻想であるかのような静と動の
対比を見てとるのが、鑑賞者としておもしろいひとつの態度なのではと感じた。
そして、動の部分を担う形象のリズム、色彩、乱れ、息づかい、動悸といったもの
は、鑑賞者をして、脳のフル回転を要請されるような、まさにとらえどころのない、
それでいて興味を抱かせるものである。

空間を含んだ絵画の心地よさと同居するそうした”落ち着かない”要素が、
「イライラさせられる形象」として作家が表現しているものを理解するひとつの
手がかりとなりそうだ。


都守郊介=文
Text by Kosuke Tsumori
(Director of Gallery TACHIBI)







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