アトリエミロ デッサンコース講師KURUMIです。
先日は「面を知る」
というテーマでデッサンを行いました。
「面」
よくデッサンの勉強で聞かされるこの言葉。
側面、正面とかの面の話です。
今回は、じっさいに彫塑体験をしながら立体の捉え方についての説明をしました。
ザクロです。(講師作)

形をとらえるためには、光、影の情報も大切です。
色、模様、質感も大事です。
ただ、それだけではのっぺりとした平面的な表現になりがちです。
目には見えないけれど、形の表面に吸い付いて、角度が変わっていくもの。
それが面の正体です。触ってみて、じっさいに模刻してみて、形の変化を探します。
光の変化は面の変化があるから色が違うのです。



叩いて面を出しています。
粘土の塊が、光の当たり方がモチーフに似てきました。
生徒さんには、実際にデッサンをしてもらいながら、立体をつくり、更に見方を学習したところでデッサンに手を加えました。


生徒作品1


生徒作品2
最初のデッサン時に比べて、形態の捉え方が強いデッサンになりました。模様やシミといった果実特有の特徴に惑わされることなく、もう一度形を確かめて描くことで、空気感も感じる空間にポンと置かれたような存在感があります。
アトリエミロデッサンコース
次週2/2も開講予定です!
次週は「光と影」について学習しましょう!