作品と文章

どうも、講師Gです。
いやーどんどん寒くなってきましたね。

受験生の皆様、風邪などひいていませんか?
これからの数ヶ月、体調管理に本当に気をつけて下さい。自己管理ですよ!


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さて、今日のデザイン・工芸科昼間部はサザエとケント紙で立体構成でした。
細々とした条件は省きますが、今日の課題では作品にタイトルを付けるのが条件でした。
そこで、今回のブログで書こうと思うは、「作品と文章」についてです。


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作品をを言葉で表す?言葉で表せないから作ってんじゃんか!
などと思っている人はいませんか。確かにその気持ちは分かります。「こういう感じ」とか、「あんな空気」とか、そんな曖昧な感覚はなかなか言葉では説明できないことが多いです。なので絵とか、映像とか、別のツールで伝える。それは別に間違っているとは思いませんが、残念なことにこれは「受験」。そしてデザイン科では相手とコミュニケーションをとれなければなりません。この相手とは、作品の採点をする先生、そしてゆくゆくは仕事のクライアントになってくるわけです。つまり、しっかりと自分の作品意図が伝えられていないと、コミュニケーションが取れない(合格できない)!わけです。

余談ですが、例えば現代美術作家で言えば、森美術館での個展が始まった会田誠さんはあまり自分からコンセプトを語りません。日本画の松井冬子さんは少し変わったコンセプトを語ります。コラージュで有名な大竹伸朗さんは作る時は言葉を超える瞬間を持たなければいけないというようなことをおっしゃっています。作家によって違う言葉と作品に対するスタンスを調べてみても面白いと思います。

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で、今回見れた作品はこのあたりでしょうか。
タイトルは「渦の巻き始め」だったと思います(汗)すいません、肝心なところなのですが(大汗)

立体的にも、タイトル的にも、なかなか面白い作品になったと思います。あとは仕事の精度でしょうか。ただ、全体的にはタイトルで失敗しているものも少なくありませんでした。また、今回は"コンセプトを書く"ではなく、"タイトルをつける"でした。このあたりで何だか頭がグルグルしている生徒もいるようなので、以下に簡単にまとめます。


デザイン科の受験において
○コンセプト(またはテーマ)を書かない
→視覚のみで伝達。ビジュアル的に明快な作品。

○コンセプト(またはテーマ)を書く
→作品意図を説明できる。ビジュアルの補助。


です。通常は文章は書かないケースが多く、その点はビジュアルコミュニケーションになるために、やはり明快な作品が求められると思います。逆に、文章を書かせるケースはある意味でラッキー。多少、作品が不明快になっても文章で補えるわけです。もしかしたら、文章で作品がより良く見えることもあるかもしれません。なので、文章を書くのをバカにはできないのです。終了時間ギリギリに書くのではなく、余裕をもって進めてほしいです。また、

○コンセプト(テーマ)を書く
→基本の発想、意図。こういう意図で作りました!を書く。20字以内、40字以内で〜とかが多い。

○タイトルを書く
→作品を一言で言うと何?を書く。10字以内とかが多い。



です。文字数だけ見てもよく分かりますね。でもたまにコンセプトにタイトルのようなものを書いている人いますね。もったいない。作品は自分のプレゼンシートです。自分の作品がより良く見えるように、利用できるものはとことん利用してみて下さい。


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