他画像デッサン

寒くなってきましたね。
どうも講師Gです。

本日のデザイン・工芸科の昼間部は自画像ならぬ他画像デッサンを行いました。
どういうことかと言いますと、下写真のように時計回りor反時計回りに他人を描いていく感じです。

t121031_1.jpg

はい。こんな具合です。
くじ引でチームを決めて、その後はそのチーム事に、身体の角度、光、アングル等を自由に決めてもらいデッサンをスタート。本来ならば、絵を描いたりする「作品と自分との時間」というものは人それぞれ違うので休憩や絵から離れる時間やタイミングも違います。そのあたりもグループで話し合って休憩時間を設けるなど調整してもらいました。

t121031_2.jpg

なにやらコスプレしている人もチラホラ(笑)
ハロウィンでしたから、カツラを被っている子などもいましたが、今日に限ってはそのあたりも自由にやらせました(汗)っと別にただのお楽しみ企画ではないのです。ここにもしっかりと理由があります。それは

自分はどういう絵を描くのか

という意識を強く持つことです。グループ分けの後はそれぞれに自由に設定を決めてもらいました。予備校や受験課題は受け身になりやすいものです。朝くれば課題が用意されている。でも大学に入ると作品は自分で決めなければいけません。つまり、この課題は後々の

自分はどういう作品を作るのか

に変わるわけです。実は受験課題もそのあたりの積極性を求めている部分があります。以前、記事で書いた通り各美術大学にはそれぞれ傾向があり、それに合わせたコツのようなものは確かにありますが、そればかりやっていてもダメですし、どこかの参作で見たようなものになってしまう恐れもあります。むしろ、それらをこえたものを作ってほしいわけです。

普段の課題を作っているときに「この課題はこう応えてほしいな」という狙いを持った課題もありますが、「これ、どんな絵が出てくるだろ」という期待感をもった課題もあるわけです。そこで、こちらの予想をこえたものが飛び出したりするとグッとくるんですね。

さて、
t121031_3.jpg

こんな具合でした。
んんんー、デッサンのみを見れば、それなりに描けるようにはなってきていますが・・・普通...。いや、その普通さがでるまでにけっこう時間がかかるのですが、なんというかもっと狙ってほしかったです。狙うというのは別に奇をてらえと言っているわけではないです。そうではなく、自分の絵がよく見えるように工夫をしてほしいのです。

それは少しアングルを変えて顔を描くだけでも変わるかもしれないし、光を設定を変えるだけかもしれないし、背景まで描いて空間を意識することかもしれないし、イーゼルまで描いてデッサンをしている臨場感をだすことかもしれないし、様々です。そこは個々人が「こうだ」とつよく意識して自分で決めていくしかありません。それには普段の生活からどれだけ繊細に物事に対して感じているかだと思います。これが実は大学に入ってからも続くんですね。今はそのスタート地点。もっと狙っていってほしいです。





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